2016年1月14日木曜日

『美しい星』

10代半ばの私の前にデヴィッド・ボウイは”Ziggy Stardust”として舞い降りてきた。
美しいアンドロギュヌス。

偶像としての彼に魅惑された数年間。
ティーンエイジャーの女の子にとっては最大級のしあわせだわ。

結局私はあの頃のボウイを愛したまま、変容し続ける彼を追い続けることができなかった。
彼の歌声(特に低音)は素晴らしくて、ベルリン三部作みたいに私好みの音楽であれば大好きだったけれど、
それ以降は聴かなくなってしまい、そして環境が変わってそもそも音楽を聴くことがむずかしくなったりして
ほとんど興味のない人になってしまっていた。
でも最近は『ハンキー・ドリー』と『スペース・オディティ』をよく聴いていたっけ。

映画も『地球に落ちてきた男』『ジャスト・ア・ジゴロ』『ハンガー』は
わざわざ東京の小さなシアターへ見に行ったの。
(『戦場のメリークリスマス』はこちらでも見られたわよね、たしか)
2006年の『プレステージ』は原作が面白かったので、
ボウイが重要なニコラ・テスラ役で出演していたのはとてもうれしかった。
なんだかかつての恋人が突然現れて、懐かしいようなヘンな感じ。

でももういないのね、彼は。


"Heroes"はキング・クリムゾンのロバート・フリップのギターが印象的な大好きな曲です。
(エイドリアン・ブリューが歌ってるのがちょっとムニャムニャ)



もういないのね。もういない…


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